
VAIOは、2014年にソニーから不採算事業として売却され独立したパソコンメーカーです。
本社は長野県安曇野市にあり、今回そのVAIOから発売されたVAIO PHONE Aが注目を浴びています。
もちろん、旧ソニーということが注目を浴びる理由のひとつではありますが、もうひとつの大きな理由VAIOが2017年に発表した”VAIO PHONE A”の発売です。
VAIOはこれまでにも、2015年にAndroidを搭載したスマホを発売しています。しかし、このときのVAIOはデザインの監修をしただけで、製造・販売をVAIOは行っておらずVAIOのロゴがついたスマホというだけのものでした。
そのためVAIOとしては多少注目されたものの、製品としての魅力はほとんどありませんでした。
そのあと、2016年にも法人向けのモデルとして”VAIO Phone Biz”が発売されました。VAIO phone BizはVAIOらしく金属のボディを採用していましたが、OSにWindows 10 モバイルを採用していたことが残念な結果となってしまいました。
VAIO phone Bizにアンドロイドを採用していれば、かなり注目されていたのではないでしょうか。
以前にもスマホを発売しているのですが、なぜ今回これほどまでに注目されているのでしょうか?
考えれば当然のことなのですが、VAIOが過去に発売したスマホには非常に重要な残念ポイントがありました。
VAIOの第1号機であるVAIO Phoneでは、VAIOの名前をつけただけのガワだけVAIOスマホにしてしまったこと、VAIO phone BizではWindows 10を載せてしまったことと市場から見れば売れなくて当然のものとなっていました。
しかし、その反省を踏まえてか今回はOSをアンドロイドにした上に、DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)としたVAIO PHONE Aを発売しました。
基本スペックもAndroid 6.0.1でQualcomm® SnapdragonTM 617 (オクタコアCPU)、RAM:3GB / ROM:16GBとなかなかのスペックでこれが2017年8月31日まで一括16,800円(月々750円)ととても魅力的な価格になっています。筐体にアルミを採用した高級観のあるデザインもVAIOらしい特徴となっています。
気になる価格は実売価格で25,000円ほどとなっていて、格安SIMに使うスマホとしては十分な価格設定となっています。
SIM選びも格安SIMの登場でドコモやauを離れる脱大手キャリアの風潮のなか、新しいスマホの登場はユーザーにとって選択肢が増えるといういい流れ作り出しているのではないでしょうか。
わたしが使っているIIJ mioからもVAIO Phone Aが発売されました。
VAIO Phone Aの仕様
サイズ | 約77.0(W) x約156.1(H) x 約8.3(D)mm |
重さ | 約167 g |
カラー | シルバー |
対応OS | AndroidTM6.0.1 |
CPU | Qualcomm® SnapdragonTM 617 (オクタコアCPU) |
メモリ | RAM:3GB / ROM:16GB microSD(別売):microSD 最大64GB |
バッテリー | 2,800mAh |
ディスプレイ | 5.5型 1,920 x 1,080(フルHD) IPS液晶 |
カメラ | アウトカメラ:約1300万画素 |
インカメラ:約500万画素 | |
通信速度 | 下り(受信時) 最大225 Mbps ※1 |
上り(送信時) 最大50 Mbps ※1 | |
連続待受時間 | 約500時間(3G) |
連続通話時間 | 約660分(3G) |
Wi-Fi | IEEE 802.11a/b/g/n/ac準拠 |
テザリング機能 | Wi-Fi/Bluetooth/USB対応 |
通信方式 | FDD-LTE:B1/B3/B8/B19/B21 |
TD-LTE:NA | |
W-CDMA:B1/B5/B6/B8/B11/B19 | |
GSM/EDGE:850MHz、900MHz、1,800MHz、1,900MHz | |
SIMサイズ | microSIM x 1 / nanoSIM x 1 (デュアルスタンバイ対応) ※2 |
その他 | Bluetooth® 4.2準拠、加速度センサ/電子コンパス/近接センサ/光センサ/A-GPS |